私個人的には
【コルベット=耐久で強い。】というイメージがあります。
もちろんル・マン24の影響なんですが(笑)
しかし実際に耐久レースに参戦しようとするとドライバーも車も、いろんな壁にブチ当たります。
Z06 RacingのメンバーはみんなFSWのFISCOライセンスホールダーです。
定期的にFSWで走行していてメンバー全員が2分を切るタイムで走ります。
走行会などでは1時間の走行枠を、タイヤの空気圧を確認するために一度ピットインする程度で、あとは走行中にブレーキや油温・水温を気にしながら、ところどころクーリングを入れて連続走行していたりします。
ですがレースではクーリングは出来ればしたくないし、しないことを前提にタイムテーブルを組み立てます。
私個人的にはタイムアタック(JAF戦)には出場したことがあってもレースは初めて。
しかも7時間耐久という長丁場。
実際どのくらい車がもってくれるのか。
ドライバーの集中力はどのくらい持続できるのか。
かなり未知数なところがありました。
その辺を踏まえて、今回のレースでは一人1ヒート30分。
2分×15周でタイムテーブルを組み立てました。
1周約4,563m × 15周。
たかだか68.5Kmです。
ですが実際にはこれが思いのほかキツイ・・・^^;
普段の走行では「楽しみでやっていることだから。」と割り切り無理は全くしない私w
今後もレースを続けるのならこの辺の土台をしっかりと作らないといけないな。
と実感しました。
次に連続走行に耐えられる車両製作。
大題目で振り分けていくと、ブレーキ強化、タイヤ管理、油温・水温管理
と言ったところでしょうか。
1) ブレーキ強化ブレーキはローター、パッド、フルードのチョイスからクーリング対策まで。
C5Z51からC6Z06に乗り換えてもうすぐ2年になりますが、この2年弱の間にいろんな勉強をさせてもらってます。
速度域の違うZ06は一筋縄では行きません。
それまで何の問題もなく使ってきたパーツや油脂類では間に合わないことが多いんですw
キャリパーは今のAP RacingのCP5555でまだまだ行きます。
パッドもローターも良い感じです。
フルードは今回からCastrolのSRFにしました。
値段が驚くほど高いのですが、昨日は15周の連続走行でも問題ありませんでした。
これから夏に向けてデータ取りを続けていきます。
2) タイヤタイヤのチョイス、磨耗度の確認。
今まで履いていたRE55S、それ自体に文句はなかったのですが、周りの評判などから、今回HANKOOKに変えてみました。
RE55SではFSW連続走行8周目くらいからタイヤがタレてきます。
そこからはコーナーでのハンドリングやアクセルコントロールが神経質になってきます。
私の技量ではHANKOOKのインプレッションをするにはまだもうちょっと乗らないとダメそうですが、ひとつ言えることはグリップが確実に上がってます。
そのせいか、今までよりもバンプが深くなってる感じがしました。
まずはHANKOOKタイヤに合った足回りのセッティングしなければならなそうです。
3) 油温・水温管理オイルのチョイス、油温・水温対策。
私の車には、RonDavisの大容量ラジエーター(オイルクーラー付き)を装着しています。
Z06は油温が高いのですが、これはオイルクーラーに入る前に温度センサーがあるのもその一因です。
ですので私の車両には、オイルクーラーを出たところでも計れるように温度センサーと、コクピットには油温計を増設し、オイルクーラーに入る前・後の油温を確認できるようにしてあります。
この他にもいろいろありますが、この辺が基本ラインでしょうか。。。
しかしこれだけのメンテを続けるのはいろんな意味で結構大変です。^^;
ですが、自分が好きでやってる娯楽ですからね〜
これからも出来る範囲内で無理せず楽しめればと思います。